花嫁様必見！【引振袖】選び方のポイント＊
華やかな帯に色とりどりの柄、そして動きやすさが特徴の『引振袖』。
試着したいけど、色も柄も帯もそれぞれ・・
なかなか和装に触れる機会もないので、どう選べば良いのかお悩みの方も多いかと思います。
今回は、引振袖の選び方のポイントをご案内いたします。
引振袖を着るタイミング
まず、引振袖を「挙式」「披露宴」「お色直し」「前撮り」など、
どのタイミングで着るかを考えてみましょう**
着るタイミングによって、髪型など全体のイメージも変わってくるかと思います。
例えば・・
神前式で昔ながらの厳粛な雰囲気にこだわりたいという方の場合：
「黒引」と呼ばれる黒い引振袖は江戸〜昭和にかけての花嫁様のスタイルとして、
定着していました。
ちらりと見える赤い比翼に、帯締め、帯揚げ、懐剣などの帯周りの小物類も赤でまとめ、
金の丸帯を合わせます。
挙式の際は「角隠し」を付けます。
このような流れで、「挙式」の際は「黒引」を着るのが慣例となっていましたが、
今では白や赤など、黒以外の色の引振袖に洋髪で挙式される方も多くいらっしゃいます。
披露宴のお色直しで着られる方の場合：
今では、引振袖は色や柄のバリエーションも様々です。
伝統的な黒から、淡い色味に合わせる帯周りの小物類も色とりどり。
ヘアスタイルも洋髪に生花やヘッドアクセサリーを付けて華やかに仕上げる方が多いです。
このように、どのタイミングで引振袖を着るかによっても、イメージはだいぶ違ってきますね。
自分の肌に合う色を合わせる
ドレスと同じように、着物も肌の色に合わせることでお顔周りが華やかな印象になります。
パーソナルカラーを診断したり、肌の特徴を知って着物の色のイメージをするのも良いかもしれませんね。
イエローベース
明るい肌色【スプリング】
明るめで澄んだはっきりした色（黄色、黄緑、珊瑚色、ベージュ、オレンジなど）
くすんだ肌色【オータム】
深みのある落ち着いた色（レンガ色、深緑、紫、辛子色、朱赤など）
ブルーベース
柔らかい肌色【サマー】
明るめの柔らかい色（ピンク、水色、ラベンダー、オフホワイト、パステルカラーなど）
鮮やかな肌色【ウィンター】
はっきりとした鮮やかな色（瑠璃色、白、黒、紺色、ビビッドカラーなど）
自分の体格で選ぶ
身長や体格によって、柄行を意識して選ぶと全体のバランスが良くなります。
身長が高い方、大柄な方：
柄一つ一つが大きく、柄と柄の間に空間があり着物の地の色の面積が大きいものが◎
身長が低い方、小柄な方：
柄が小さく、着物の地の色に対して柄の面積が多くつまったものが◎
柄の意味を考えて選ぶ
引振袖の柄は様々ですが、特に多いのが花の柄。
よく見られる柄の意味をご案内します。
牡丹：
「百花の王」と昔から称される特別な花。
「幸福」「高貴」「豪華」という意味が込められています。
菊＊：
太陽のような形から花柄の中で最も位の高い花。
「長寿」「無病息災」「邪気払い」「心身の安定」など、多くの意味を持ちます。
梅＊：
長い冬の後、春一番に花を咲かせる花。
「忍耐力」「美」「忠実」など可愛さと力強さが魅力の柄です。
「梅」「産め」ということで「安産祈願」の意味も込められています。
ぜひ柄の意味にも目を向けてみてくださいね♪
お顔周りや写真写りが違ってくる！チェックポイント
ほんの小さなことですが、ここをチェックするだけでお顔周りの雰囲気が変わってきます！
ぜひ参考にしてみてください。
ワンポイント①【襟の柄をチェック】
お顔周りの柄によっても印象は変わってきます。
着付けた時に、お顔周りの位置に当たる襟の部分にどんな色や柄がくるのかチェックしましょう。
また、この襟の部分に柄が多いと華やかな印象になりますし、逆に柄が少ないとクールな印象を与えます。
ワンポイント②【帯周りのお小物】
帯周りのお小物（帯揚げ、帯締め、筥迫（はこせこ）、懐剣、抱え帯）によって、引振袖の印象もガラリと変わります。
着物と色味を合わせたり、差し色で反対色を入れるなど、
ぜひこのお小物類にも気を配ってみてください。
筥迫だけでも種類豊富で見ているだけで楽しくなりますね。
いかがでしたか。
引振袖を選ぶ際は、着る場面をイメージし、肌の色や体格、柄などを意識してみてください。
TAGAYAでは花嫁様用の引振袖を種類豊富に揃えております。
着物はなかなか普段の生活では着る機会がないですが、
ぜひこの機会を楽しんで衣装選びができると良いですね＊