結婚式を挙げない『ナシ婚』の理由は?カップルたちに聞いてみた!
一時期は「結婚式はみんなで盛大にお祝いしてほしい!」という『派手婚』がブームでしたが、
最近では入籍はしても式を挙げない『ナシ婚』カップルも増えてきています。
式を挙げないカップルたちはどんなふうに考えているのでしょう?
そのホンネに迫りたいと思います!
ナシ婚のメリットやデメリットもあわせて見ていきましょう。
目次
☆約2割のカップルが『ナシ婚』を選んでいる!
アンケート調査によると約80%のカップルが結婚式を挙げています。
式と披露宴がセットのもの、式だけのもの、親や親族との会食だけと形はさまざまですが、多くのカップルは結婚式を必要なものと考えているようです。
残りの2割はいわゆる「ナシ婚」で、これといった式を挙げてはいません。
ドレスアップして身近な人にお披露目したりするなど特にスペシャルなこともせず、そのまま結婚生活に突入する。
そういった形を選んだカップルの数は年々増加しているようです。
☆カップルたちが『ナシ婚』を選んだ理由☆
ナシ婚を選んだ理由を調べてみると、カップルたちの以下のようなホンネがわかりました。
①金銭的な余裕がない
結婚式を挙げない理由として「とにかくお金がかかる」というのが挙げられます。
地味婚が主流になっているとはいえ、ドレスやメイク、ちょっとした会食だけでもやはりそれなりにお金はかかるもの。
それなら旅行やこれからの二人の生活にお金を回したいというのがホンネのようです。
親に費用を工面させるのも申し訳ないという意見や、招待客にもご祝儀や交通費などで負担をかけたくないという意見も聞かれます。
なんにしても費用の工面は一番大事で大変なもの!
堅実的なカップルが増えていることもナシ婚の増加につながっているようですね。
②人間関係や家族関係に問題がある
家族、親族に問題を抱えていたり不仲だったりと、家族関係の諸事情から式を挙げない人もいます。
また、本当は式を挙げてもいいのだけれど「招待客に線引をするのがイヤ」「上司や仕事関係を呼ぶのが面倒」という意見も。
結婚式は一大イベントなので招待客のことであれこれと悩むことも多いでしょう。
それならばいっその事式自体をやらないでおくというのが、ナシ婚を選んだカップルたちの意見に見られます。
③授かり婚や小さな子どもがいる
授かり婚の場合、重たくなるお腹を抱えて結婚式を挙げるのはやっぱり大変。
当日の体調も予想がつかないので、産まれてくる赤ちゃんのことや妊婦さんの身体を第一に考えてナシ婚を選ぶケースは少なくありません。
小さなお子さんを連れての結婚式もまた同様です。
ただ、結婚式には憧れがあるけどタイミングが合わなかったという理由で、頃合いを見計らって式を挙げる人たちもいます。
今はマタニティウェディングのプランもたくさんありますので、結婚式を希望している場合は探してみてはいかがでしょう?
④儀式に意味を感じない
「結婚式」というセレモニーに魅力を感じない人たちもいます。
人前に出るのが苦手な人にとっては、注目を浴びる場はあまり好まれません。
ましてや自分たちが主役となる結婚式ならなおさらでしょう。
また形にこだわるのが苦手という人や、大げさに感じてちょっと気恥ずかしくなる人たちもいるようです。
☆『ナシ婚』のよかった点・後悔した点
結婚式を挙げないことに関して、「やらなくてよかった」と思う反面、「やっぱり挙げておけばよかった」と思う点もあるようです。
その「よかったこと」「後悔したこと」は何だったのか、それぞれをカップルに聞いてみました。
結婚式を挙げなくて良かったこと
まずはナシ婚のメリットと呼べる点から。
◆お金を使わなかった分、二人の趣味や生活に回せた
◆準備に追われなかったので体調やメンタルを崩すことがなかった
◆人間関係にギクシャクしなくてすんだ
◆夫婦の意見のぶつかり合いがないので穏やかに過ごせた
気持ちや体調、金銭的に余裕ができることがナシ婚のメリット。
余計なことにとらわれなくてすむので、結果的に夫婦の関係がギクシャクしなくてよかったという声は多いですね。
結婚式を挙げなくて後悔したこと
次にナシ婚のデメリットと呼べる点を挙げていきましょう。
◆両親のためにやっておけばよかった
◆両親やお世話になった人たちにきちんと感謝を伝えられていない
◆結婚したという実感が今ひとつわかない
◆きちんとお祝いしてもらっていない
◆結婚報告が一度ですまずに手間がかかった
◆子供に聞かれた時に答えられなくて困った
後悔は年月が経つとともに出てくるようですね。
ご両親から「式を挙げてほしかった」という話を聞いたり、子供から「結婚式の写真を見せて」とせがまれた時などには特にその思いが強くなるとか。
ナシ婚でも結婚報告は忘れずに!
結婚式は自分たちのこれからの生活を祝福してもらう場であると同時に、周りの方たちへの感謝を伝える場でもあります。
式を挙げない場合でも、お世話になっている人たちへ結婚の報告と感謝を伝えることは忘れずに行いましょう!
本当は式を挙げたいけれど諸事情により挙げられないという方は、一度プランナーさんや式場に相談に乗ってもらってはいかがでしょう?
今は個人に合わせたプランもたくさんあるので、式に対する考えも変わるかもしれませんよ。
あまり大げさに考えず、周りの方への思いを伝える場としての結婚式。
そんなふうにとらえてみるのもいいのではないでしょうか?