日本人に愛されてきた古典柄*色打掛
色とりどりで華やかながら重厚感のある色打掛。
モダンな雰囲気も素敵ですが、今回ご紹介するのは古典柄の色打掛です。
植物や動物、自然、扇、幾何学・・柄一つ一つに意味が込められ、大切に受け継がれてきました。
何十年、何百年経っても価値があり、古くから日本人に愛されてきた美しい文様。
おめでたい古典柄の色打掛をご紹介いたします。
古典柄の色打掛:厳選4点
1.吉祥慶長熨斗
古典的な美をより近代的な装飾性へと展開させた、江戸時代慶長年間の意匠を現代風に構成。
熨斗は贈答品につける飾り物の形を文様化したもので、両家の結びつきを深める意味が込められています。
2.寿福宝尽文
昭和初期の丸帯をモチーフに、唐織綴(からおりつづり)という最高級西陣織により総絵羽で製織した逸品。
当時の織物を丹念に研究し、特徴であった日本画のようなぼかし表現が優しく華やかな印象を与えます。
宝尽くしとは、中国の文様を日本風にアレンジされた吉祥文様で、晴れ着には古くから多用された柄です。
3.菊花飛翔の舞
味わい深い上品な輝きを放つ泊地に、女性らしく愛らしい色使いの花々が可憐に咲きわたります。
その美しい姿とともに、古来より長寿の象徴として親しまれる鶴が優雅に舞い羽ばたき、
人生の晴れの舞台にふさわしい一枚。
ふさわしい絢爛豪華な印象をもたらす贅沢な色打掛です。
4.鶴菱取百花
深みのある赤と古典的な金色とのコントラストが美しい一枚。
古来より富貴の象徴と言われ百花の王である牡丹と、四季折々の花が咲き誇る華やかな色打掛。
長寿の象徴でもある鶴も描かれ、日本古来の古典的な雰囲気を併せ持つ逸品です。
いかがでしたか。
それぞれ込められたおめでたい意味を考えながら見ると、色打掛への気持ちも一層高まりますよね。
特に花嫁衣装に描かれた古典柄はおめでたい柄が多く、格調高い印象を与えてくれます。
古くから伝わる着物ならではの古典柄の色打掛、ぜひご試着されてみてはいかがでしょうか*