シルエットで魅了する角隠し×色打掛*
神前挙式で色打掛をお召しになる花嫁様におすすめしたいのが『角隠し』です。
綿帽子や洋髪も素敵ですが、角隠しは凛としたシルエットが特徴。
豪華絢爛な色打掛に角隠しを合わせることにより、華やかさがありながらも、
グッと引き締まった厳かな雰囲気になります。
角隠しって?
角隠しとは、和婚で新婦様が「文金高島田」と呼ばれる日本髪(現代ではかつら)の上に、
頭を覆う形でかぶる布のことを指します。
角隠しの由来
結婚してこれから家庭を築くにあたり、怒りを象徴する角を隠すことで、
従順でしとやかな妻になるようにと言う意味が込められています。
また、かつて女は嫉妬に狂うと鬼になるといわれていたため、
鬼になることを防ぐためのおまじないとも言われていたようです。
角隠しを付けた時の印象
角隠しを付けると、顔の輪郭がしっかりと出て、凛とした芯の強さを印象づけます。
眉上に直線的な布がかかり、横から見た時の横顔が美しさが際立って見える効果、
顔の面積が小さくなるので、小顔効果もあります♪
また、生え際が角隠しで隠れるので、かつらの生え際が気になる方にもおすすめです。
他の髪型と比較してみよう
色打掛を挙式で着る際、角隠しの他にもいくつか選択肢があります。
それぞれの特徴をご紹介いたしますので、ぜひ比較してみてください。
文金高島田
江戸時代、300種類ほどあった髪型のうち最も高さがあり上品な形が文金高島田とされていました。
明治以降に花嫁様の正装の髪型として定着していったと言われています。
最も格式の高いべっ甲のかんざしを合わせるのが定番です。
角隠しは、この文金高島田の上から付けます。
新日本髪
地毛を使い、日本髪風に仕上げたアップスタイル。
生え際が自然で柔らかい印象になります。
新日本髪では角隠しを付けるのが難しく、会場によって確認が必要です。
洋髪
現代の和婚では、和装に洋髪の方も多くいらっしゃいます。
生花やかんざし、和のヘッドアクセサリーなど髪飾りによって雰囲気もだいぶ変わってきます。
美シルエットの角隠し×豪華な色打掛
シルエットの美しい角隠しと豪華な色打掛の組み合わせをご紹介いたします。
花嫁様の代名詞「赤い色打掛」に角隠し。
純白の鶴が優美な柄は、華やかさの中に厳粛な雰囲気が漂って素敵ですよね。
夫婦鶴が描かれた地模様に、四季の柄が華やかな刺繍で表された個性的な一枚。
白い角隠しは白の打掛にもよく合います。
色とりどりの四季草花丸文がほどこされた、唐織の豪華な一枚。
角隠しを付けることで、色打掛の色味も際立ち、新婦様のお顔もより明るく見えます。
青海波文様に、花車、桜、鶴をあしらったおめでたい打掛。
柔らかい色味に角隠しを合わせることで、引き締まった印象になります。
いかがでしたか。
凛とした美しさを引き出してくれるシルエットが魅力の角隠し。
色打掛で挙式される花嫁様、ぜひ角隠しも検討されてみてはいかがでしょうか。