花嫁さまの個性を彩る！色打掛のコーディネートは？
和装の中でも華やかな色と柄をもった色打掛は、個性の出しやすいお衣装ですよね！
そこで重視したいことが、着物選びだけでなくそれを踏まえた”色打掛のコーディネート”
花嫁衣装は打掛一つで完結するものではなく、小物や掛下、視点を広げればブーケや髪飾りなど様々な要素のコーディネートで作り上げていくものです。
今回は花嫁さまの個性を出せるコーディネートのポイントをご紹介したいと思います♪
1.色打掛のコーディネートのポイントは？
色打掛をコーディネートするポイントは、簡単に「色打掛・掛下・小物」の３つに分けられます。
着物自体では帯や襦袢、襟などありますが、今回はわかりやすくこの３点に絞ってご紹介したいと思います。
＊色打掛：皆様が選ばれる着物の一番外側に羽織る華やかなお着物です。
＊掛下（かけした）：色打掛の下に着用する着物。
＊小物：花嫁衣装では懐剣・筥迫などの小物を懐に指したり帯に挟んだりします。
普段のファッションと違い、和装のコーディネートは勝手がわからない・・と思ってしまいますが、
和装では身につける衣装・小物の数や位置は決まっているので、配色や柄行を意識してみましょう♪
メインとなる色打掛を基準に、掛下＆小物の色を変えるだけで印象も変えられます。
色の組み合わせを考えるのは苦手、という方もいらっしゃるかと思いますが、
配色の基本を押さえれば統一感のあるコーディネートができますよ！
例えば【モノトーン＋アクセントカラー】
ベースが白（黒）などのモノトーンなら、どんな色を合わせてもアクセントにすることができます。
白無垢の綿帽子の色を赤にしたり、小物を赤や水色にしてみたり・・少し冒険してみてもバランスよくまとまりますよね！
このように配色の基本を押さえればバランスよくコーディネートすることが可能です♪
今回は基本を抑えながら３つのコーディネートを見ていきたいと思います。
2.コーディネート①白を使って清楚な統一感を
もともと掛下や小物は白が基本。
一番伝統的なスタイルですが、華やかな着物に白を添えることで全体を落ち着けることができます。
▲小物＆掛け下を白で統一することで、華やかな着物でも派手すぎない印象に。
顔周りがシンプルになるので、お顔もよく映えます。
▲紫と金をあしらった豪華な着物でも、清楚な雰囲気が感じられます。
真っ白ではなく、薄緑色を使うことでナチュラルな印象に。
3.コーディネート②同系色を使って印象を高める
色打掛と同系色の色を使うことで、全体の調和をとりつつ色の印象を高めることができます。
同じ色はもちろん、赤なら黄色やオレンジ、緑なら黄色や青など、近しい色を取り入れてみましょう♪
▲ピンクを基調とした赤系統の色打掛。
小物をオレンジ、掛け下をクリーム色にすることで、衣装に境がなく統一感のあるコーディネートに。
▲もちろん同じ色をあわせてもバランスよく調和をはかれます。
4.コーディネート③反対色をワンポイントに
青なら黄色やオレンジ、赤なら緑など反対となる色をワンポイントに取り入れることで全体を引き締めることができます。
お互いの色をより鮮やかに見せる効果もあるので、上手に組み合わせることで印象的に。
▲青が目を引く色打掛にはオレンジ色の小物を。
柄行にも朱色が含まれているので、全体にアクセントが散って印象がまとまります。
▲赤の色打掛には緑の小物を。
少しだけ緑を入れることで、自然と視線が向く印象的なコーディネートになります。
いかがでしたか？
今回は着物に限ったお話をしましたが、ブーケや髪飾りは色形も様々なのでより雰囲気を個性的にすることができます♪
小物は視線を誘導するポイントに、掛け下は顔周りを彩るポイントになりますのでぜひこだわって選んでみてください！