引き振袖とは?結婚式で着用できる花嫁衣裳『引き振袖』を徹底解説!
結婚式で着る和装と言えば『白無垢』や『色打掛』のイメージがありますよね。
実は結婚式の和装にはもうひとつ『引き振袖』という衣装があるのはご存知でしょうか?
白無垢や色打掛に比べると知名度が低い引き振袖。
引き振袖の特徴や定番人気のカラーをご紹介します!
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1.引き振袖とは?
引き振袖は結婚式で着用できる格式高い衣装です。
最期の未婚の日である結婚式に未婚の女性しか着用できない振袖を着用する花嫁さんは意外と少ないもの。
結婚式の和装と言えば色打掛を着用する花嫁さんが多いですが、最近はレトロブームも相まって人気が高まってきているんです。
そんな引き振袖と成人式の振袖の違いから見ていきましょう。
成人式の振袖との違い
引き振袖はその名の通り『振袖』です。
とはいっても成人式で着用する中振袖とは違いますよ。
まず成人式の振袖と大きく異なるのは『裾の長さ』です。
成人式の振袖は足首くらいの丈が一般的ですよね。
引き振袖は『引きずる』ほどの丈が特徴で、婚礼衣装は神様の前で着用するため足が見えない丈になったといわれています。
当時は足を神様に見せるのはNGとされていたため、引き振袖が婚礼衣装とされていました。
また通常は1枚の着物を着用しますが、花嫁が着る引き振袖は下にも着物を着用します。
2枚着用しますが下に着ている着物はあまり見えないので、目に見える違いとは言えない場合も。
他の婚礼衣装との違い
引き振袖と同じく結婚式で着用する和装『白無垢』や『色打掛』との違いについても見ていきましょう。
また色打掛や白無垢と大きく異なるのは『帯の締め方』ですよ。
3種類の結び方をベースに着付けをする人のセンスや技術次第で、アレンジができるのも特徴です。
色打掛に比べてもバリエーション豊かなので帯の結び方で個性が出せますよ。
リボンや蝶々など女性にぴったりなモチーフを取り入れることもできるので、楽しめますね。
帯の結び方に希望がある場合は写真や画像を用意していくと伝えやすいでしょう。
色打掛と比べても小物や装飾が控えめなので、動きやすいのも特徴のひとつ。
圧迫感も色打掛に比べて少ないため、妊娠中の花嫁様でも着用しやすい和装と言えますよ。
2.引き振袖の人気カラーは?
色打掛でもっとも人気なカラーは『赤』ですが、引き振袖にも人気のカラーがあるんです。
引き振袖は『黒』がほかのカラーに比べて人気があったんです。
昔の日本では引き振袖を嫁入り道具のひとつとして持参するのが慣習。
黒の引き振袖なら袖を切って結婚後も着用できる『黒留袖』に仕立て直すことができるため、非常に人気がありました。
とはいっても昔の慣習なので、現在では花嫁様の好みで選んでOK。
最近は和装と言えば『色打掛の赤』をイメージされる方も多いでしょう。
引き振袖も色打掛と同じく赤が華やかな雰囲気で人気です。
花嫁様の好みで自由に選んでくださいね。
成人式の時に着用した振袖を仕立て直して引き振袖として着用するのも良いでしょう。
3.まとめ
振袖を着られるのは未婚の女性だけというのは有名ですよね。
結婚式以降は着られない振袖を結婚式の当日に着用できるのは、より特別感が感じられるでしょう。
引き振袖は色打掛に比べても移動がしやすいというメリットもあるため、
テーブルラウンドなどで移動する場面が多い花嫁様には特におすすめ。
また色打掛は装飾が多いため、衣装自体の重みで疲れてしまうことも。
引き振袖は華やかさもあり身動きも軽やかで、ゲストとの時間を大切にしたいという大人花嫁様にもぴったりですね。
結婚式の和装の中では着用する花嫁様が少ない引き振袖ですが、色打掛や白無垢に比べてもおすすめポイントはたくさんあるんですよ。
ぜひ一度試着だけでもしてみてはいかがでしょうか?
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