仏前式って何?衣装はどんなものを着るの?
結婚式には、「キリスト教式」「神前式」「人前式」「仏前式」の4種類が存在します。
この中の1つでもある「仏前式」は、
あまり馴染みがないという方も多いかもしれませんが、
日本で昔から行われている伝統的なものです。
そこで今回は、仏前式とはどんな結婚式なのか、流れや衣装について
詳しくご説明していきます♫
仏前式とはどんな式なのか
仏前式は、仏様の前で愛を誓う挙式スタイルのことです。
仏教には、「結婚した二人は、生まれ変わってもまた結ばれる」という教えがあります。
この教えに基づいて、お二人の出会いや結婚することを、
仏様やご先祖様に感謝します♪
仏前式を行う場所についてですが、
新郎新婦様どちらかの宗派のお寺か、自宅が一般的とされています。
最近では、披露宴会場となる結婚式場やホテルでも、
仏前式を扱っているところがありますので、
気になる会場がある場合は問い合わせてみましょう!
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仏前式の流れについて
1.参列者入堂
雅楽が流れる中、両親、親族、来賓の順で入堂し、
本尊に向かって右側に新郎側、左側に新婦側の関係者が着席します。
2.新郎新婦入堂
参列者が着席した後、媒酌人に付き添われて新郎が入堂し、
媒酌人夫人に付き添われて新婦が左側の扉から入堂します。
3.僧侶入堂
新郎新婦が入堂した後、司婚者である僧侶の入堂です。
4.敬白文朗読(けいびゃくもんろうどく)
僧侶が、仏様とご先祖様に
お二人の結婚を報告するための言葉「敬白文」を読み上げます。
新郎新婦は頭を垂れ、参列者は起立して聞きます。
5.念珠の授与
僧侶から、「白い房の念珠を新郎へ、赤い房の念珠を新婦へ」と授けます。
新郎新婦は念珠を受け取ったら合掌をしましょう。
6.司婚の儀(しこんのぎ)
僧侶が二人に結婚の誓いを求め、二人はそれぞれ「誓います」と答えます。
さらに「ご本尊」に向かって誓詞(せいし)を読み上げる儀式です。
7.新郎新婦の焼香
誓詞の朗読後、新郎、新婦の順で、左手に念珠をかけたまま右手で焼香して合掌します。
8.式杯
新郎新婦がお神酒(おみき)を飲み交わし、夫婦の契りを結ぶ儀式です。
9.法話
僧侶が、結婚を祝してお祝いの言葉と法話を述べてくれます。
10.退場
最後に、一同起立して合掌・礼拝します。
そして、僧侶→新郎新婦→媒酌人→両親→親族の順に退場をします。
どんな衣装を着ることが出来るの?
仏前式では、神前式と同様で和装が定番スタイルです!
特に格式高い「紋付袴」と「白無垢」を選ぶ新郎新婦様が多いです。
他にも、「色打掛」や「引振袖」を選ぶ花嫁様もいらっしゃいます♫
それぞれの衣装について詳しくはこちらを御覧ください。