結婚式の衣装選び、出席する側も毎回悩んでしまいますよね。

今回は、結婚式に”親族”側で出席する方にオススメの衣装、”黒留袖”についてご紹介致します。

ゲストの皆様を迎える立場として、華やかさと落ち着きのある和装姿はいかがでしょうか？

１．留袖とは？

留袖は「黒留袖」と「色留袖」の２種類ございます。

【黒留袖】

既婚女性の第一礼装で、西洋でのイブニングドレスに相当する衣装です。

結婚式では五つ紋を入れ、親族の既婚女性の服装として用いられます。

既婚の親族女性、特に新郎新婦のお母様にオススメの格調高く落ち着いたお着物です。

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【色留袖】

着物には”格”という考え方がありますが、五つ紋付きの色留袖は黒留袖と同格の祝儀用の第一礼装になります。

黒留袖と違う点は、「黒留袖＝既婚女性」「色留袖＝既婚・未婚問わず」という点。

未婚の親族女性はもちろん、柔らかい色合いの色留袖は結婚式を華やかに彩ってくれるので、

姉妹やいとこなど主役に近い親族みなさまにおすすめの衣装です。

お母様の色留袖での出席は？

色留袖は既婚・未婚女性の第一礼装なので、もちろんお母様の着用も可能です。

ですがその場合、五つ紋付きの色留袖であること、ご両家様で揃えて頂き差が出ないようにしましょう。

しかし、新郎新婦のお母様は、五つ紋の付いた黒留袖が1番格が高く、お母様にふさわしいお衣装。

当日は皆様をお迎えする側として、花嫁を引き立て、

ゲストより控えた色にするという意味で、黒留袖がお母様にはおすすめです。

２．親族の黒留袖の選び方

①柄で選ぶ

留袖は上半身は無地で、裾の部分におめでたい柄が描かれていることが特徴的な着物。

この柄には「不老長寿」や「円満な夫婦関係」などそれぞれ込められた意味がございます。

結婚する二人に対する願いを込めて、柄の意味合いも考えて留袖を選べると素敵です。

また着物は年代問わず長く着用できるので、ずっと着ることの出来るようにすこし渋めの柄を選ぶと良いですね。

②年代に合わせた選び方

年配の方：

黒留袖を着用する際は、模様の面積が小さく、低い位置に描かれているものがおすすめです。

華美すぎず、スッキリと落ち着いたデザインに見えるので素敵に留袖をお召になれるかと思います。

若い方：

裾模様が大きめで、膝くらいまで模様の来る大胆な柄がおすすめ。

華やかな模様に、華やかな帯を合わせれば、黒留袖でも若々しい印象になります。

若い愛らしさと既婚女性の落ち着きをどちらもだせるのが黒留袖の魅力ですね。

３．おすすめの留袖をご紹介*

:■ 辻ケ花に下がり藤 ■:

桃山時代の幻の辻ヶ花染め
絞りをイメージした柔らかい色と柄です。
藤の花は、「高貴」桜は「人生の春の喜び」を表します。

:■ 四季の優美 ■:

大輪の梅が、新春一番に着る柄として親しまれ、格調を重んじた礼装の留袖に相応しい柄です。

:■ 扇面に短冊御所車 ■:

熨斗と桜柄、そして扇面の中の御所車とお慶びに相応しい華やかな柄と色合いで特別な１日を。

いかがでしたか？

落ち着きと華やぎを兼ね備えた黒留袖、とっても素敵ですよね。

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